◇YWの窓
「子どもに見せたいアニメって?」
◇男の目
「YWCA会員の親睦旅行に参加して」
その他
*ステップハウス シェルター(緊急一時避難所)などに避難をした後、本格的な自立をするために、住居や就労の準備をしながら、敷金・権利金なしで6ヶ月間入居できる施設。 DV被害当事者と支援者の安全のため、ステップハウスの場所は非公開になっています。 **寄付のお願い** ステッステップハウスでは、お金や物資(食料品・日用品等)のご寄付を受け付けております。皆様のご支援をお願いいたします。
「原発は本当に安全なの?」
十月二九日、小林圭二氏を迎え講演会を開催した。(大阪教区核問題特別委員会賛同)氏はその半生を原子物理学の研究者として歩まれ、実際に原子炉の運転・保守に従事した経験を通して現在反原発運動を支援しておられる。
内容は原発の仕組みから理解する入門編としても解かり易く、同時に現在の問題点の理解も深める事が出来た。
温かな語り口のお話から「原発はいらないし、やめなければいけない」というメッセージが、強く伝わってきた。
特に印象に残ったのは原発がその危険性から「差別」を前提として成り立っている問題である。地域差別、階層差別、先住民差別を生み出している。そして世代差別である。被爆の影響は年齢が小さいほど大きい。そして膨大な死の灰は未来永劫に子孫の安全を脅かす。
また、原発が核兵器製造に直結している事がよく理解できた。
現在世界の国々が核兵器の問題にぴりぴりしプルトニウムを使う事を止めようとしている中で何故日本は「もんじゅ」を動かそうとするのか。政府の中心部には核兵器の保有に肯定的な発言もある。いつでも核兵器に転用出来る用意か。どうもきな臭さを感じる。
小泉大勝と日本国憲法
「上品」では戦えない。女性団体が活動している会場でチクリと一言。「確かにスカートをはいて戦争は出来ないから平和なんだけど」と思いつつ、11/19「9条の会・関西」と共催で行われた佐高信さんの「小泉大勝と日本国憲法」というタイトルの講演を聴いた。
日本の政治は、米国や企業の利益優先で小泉政権になってからは行革という名の下で反対する者は悪であるかのような世の中になった、と具体的に企業名を挙げて企業ぐるみの選挙の実態を話された。
いよいよ本格的に動き出した憲法改悪について、憲法とは権力を持った者を拘束するものであり、これを変えようとする人は権力を持とうとする人で、戦争には行かない人たちである、と。
1977年厚着基地の米軍機が住宅街に墜落し、幼児2名が大やけどで死亡、母親が重傷で生き残ったものの若くして亡くなった土志田和枝さんの悲劇、最近では沖縄国際大学の米軍ヘリの墜落事故、これに対し政府の対応や自衛隊の行動にふれ、日米安保の実態や軍隊は決して国民を助けるものではないと、平時に置いてもこれなのに、戦争ともなれば、これは歴史が証明していることでもある。
講演の中で一番元気が出たのは、市民運動についての内容である。
市民運動は相手に伝わらなければいけない。そして冒頭の言葉である「上品」では戦えない。運動を続けるのには、まず情報などを疑う。疑問を持つ中で考え、学習をする。権力とのかけひきの中で、ウソをついてもよい、危なくなれば逃げなさい。嬉しくなるような言葉である。
さしずめYWの平和運動は「上品」を装ってしたたかに、危ないと思ったらさっと変身(心)し、お先真っ暗でもしつこく言い続けるということだろうか。
冊子「語り継ぐ9条」を制作中
ピースアクション2005では、年代別にピースメッセージを語ってもらった。平和委員会では、もっと多くの方に体験や思いを語ってもらいたいと思い、敗戦60年という節目に冊子を作ろうということになった。
国会では、憲法改正へ向けての動きが始まっている。特に、戦争放棄を掲げた憲法9条について取り上げられている。子ども達を二度と戦場に送ることがないよう、私達は今、行動しなければいない。
戦争の体験、戦後の暮らし、9条への想い、平和を語り合うために、など、ひとりひとりの体験や思いを募集したところ、たくさんの平和へのメッセージが集まった。
この冊子を手に、子や孫と平和を語り合う大人になりましょう!
(文責 平和環境部委員会)